在日中国人の帰化への道

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世界初のLCCアライアンス「U-FLY」は本当の名前が別にある?

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先日、航空業界で驚かれたニュースは、マイラー達人ならきっとご存知だと思います。それは、世界最大のLCC航空連合「バリューアライアンス」の設立のことです。まだ知らない方は、過去2回連続で紹介した記事を念のため、参考で読んてみてください。

過去記事

 今回、過去記事にも少し触れたある世界初のLCCアライアンス(あくまでこちらの航空連合の自称)の事情を紹介したいと思います。実は、こちらのLCCアライアンスは中国と深く関係があり、中国人の私が知っている情報源を収集し、その一部事情をまとめてみました。

まず、こちらの航空連合のプロフィールを紹介します。

 

・設立年月:2016年1月

・加盟航空会社:4社(現時点)

・就航都市数:168ヶ都市

・就航空港数:85ヶ所

・保有機材数:67機

・本部:不明

・特徴:世界初の航空連合(自称)

・加盟航空会社:香港エクスプレス 雲南祥鵬航空(ラッキーエア) ウルムチエア 中国西部航空(West Air)

世界初のLCCアライアンス「U-FLY」:本当の名前は別にある?

早速、こちらの航空連合の名前の裏事情を暴露させていただきます。

「U-FLY」はユーフライと呼でもいいでしょうが、その名前の意味は、多分皆さんは、「U=YOU=あなた FLY=飛ぶ」から「あなたが自由に飛べ」のように解釈してしまうかもしれません。

実は、そもそもこの英語の名前からの説明はすべて無意味です。 なぜかというと、「U-FLY」の名前は国際的に読めるように、日本と海外でしか展開されていない名前だから、そのまま解釈しても正解が見えなくなります。

本当に、「U-FLY」アライアンが別の名前があるのです。中国人の私でも最初、これを見た時、騙されてしまいました。

まず、考えてみてください!この世界初のLCCアライアンスの設立メンバーたちは、中国色ですよね。中国人乗客をメインにした航空会社たちが作った航空連合だから、もちろんその航空連合名は、英語ではなく、中国語名があるはずです。

※なのに、それを日本で伝えてこなかったことは不思議に思いました。

では、あえて、この記事で初公開させていただきます。

世界初LCCアライアンス「U-FLY」、その本当の名前は、「优行联盟」(読み方:ゆーしぃんれんもん)でございます。

漢字を見るだけで、「U-FLY」と一致するイメージが付かないかもしれません。実は、中国人あるいは、中国語を勉強している外国人なら、この中国語名と英語名は一致するどころか、ぴったりだなぁとついに頷きたくなります。そのわけを説明します。

「U-FLY」の名前の真の意味はこれ!

「U-FLY」アライアンスは中国では「优行联盟」と呼ばれていると言いましたよね。実は、その最後の言葉「联盟」は、アライアンス(連合)の意味になります。

最初の「优行」はこの英語名の「U-FLY」に結びつくわけです。

では、一文字ずつで解釈します。

①文字「优」=「優」の簡略漢字となります。

読み方は、英語の「U」と同じで「ゆー」になるので、音的にはぴったりに変換できています。更に、この「优」の意味は、文字通り、「優良、優秀」のように「良し」として理解できます。LCC連合ですので、価格優良、サービス優秀とのアピール狙いも含まれているかと思います。なかなか良い選択です!

②「行」の文字ですが、言うもなく「飛行」の略語で、「移動」を指します。

読み方は「しぃん」ですが、この場合、漢字の音より、その深い意味を重視にしたみたいで、英語の「FLY」(飛ぶ)と近い形の連想をとられても仕方ありませんね。

まとめてみると、つまり「优行」は、「良い飛行=良い旅」のように意味するかと想像できます。LCC経験者なら、きっと、この名前に共鳴できると思います。

席狭い、チェックイン時間短い、遅延多発、機内食有料、座席指定不可などなど、LCCの悪いイメージと思い出しかありません。それを拭くために、まず名前から工夫にしてみたことろで、良いLCCに乗りたいなら、「优行联盟」で飛べとの連想に繋がるかもしれません。本当に巧みのある命名だと思いませんか。

中国国内と別名前にした理由

しかし、いくら良い名前にしても、これは、中国国内しか理解できない名前なので、当然、その深い戦略意味も中国国内だけで秘められてしまいました。

国際的な展開を目指す「U-FLY」アライアンスは、中国の名前のままで展開すると、外国人(特に漢字読めない国)にとって、親身感がないし、意味すら通じないデメリットがあるようで、あえて、英語名の「U-FLY」を敢行にしたと考えられます。

第一、「U-FLY」は読みやすい、覚えやすいメリットがあります。意味も簡単に想像できるので、「U-FLY」航空連合の加盟航空会社に気軽に乗りやすいイメージもあるかもしれせん。

どこに向けて、どういうふうに名前を取るのか、慎重に決めたベスト選択肢だと思いますよね。

アライアンス御三家の中国語名はなんと!

余談ですが、実は、世界有名の航空連合御三家も、通常みなさんが聞き馴染みの名前ではなく、すべて中国語名に変換して、中国国内で浸透されていますよ。

例えば、「スターアライアンス」は中国では「StarAlliance」の言い方ではなく、「星空联盟」(読み方:しぃんこんれんもん)となります。

中国行きの中国国際航空(ANAとの共同シェア便)を利用する場合、この言葉はよくアナウンスされていますので、今度機会があれば、ぜひ努力して聞き取ってみてください。笑

一方、「ワンワールド」は、中国では、「寰宇一家」(読み方:ふぁんゆーいーじゃ)と読みます。

「スカイチーム」は、「天合联盟」(読み方:てんふぉうれんもん)と読みます。

最後に

如何でしょうか。

中国人の私にとっても、同じアライアンスなのに、2つの名前がある航空連合は、実に妙に面白く感じていました。

名前違うので、その連想意味も当然違うと思います。ただ、どっちが本当の名前は別として、その国が知られやすい名前で展開できたら、それはもう本当の名前として良いのではないかと考えました。

以上、世界初のLCCアライアンス「U-FLY」の名前暴露でした。

また、次回は、世界初のLCCアライアンの加盟航空会社の裏関係について、紹介してみたいと思います。お楽しみに〜

 

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