プライオリティパスの強敵!中国のドラゴンパス(龙腾卡)とは?
空港ラウンジを楽しめる最強のカードは、プライオリティパスと言われています。LCC航空会社の利用にしても、エコノミークラスにしても、このプライオリティパスを持ってみれば、ラウンジに入室ができ、落ち着く空港タイムが過ごせるわけです。
イギリス生まれのこのプライオリティパスですが、日本の空港だけではなく、海外の空港でも使えることで、陸マイラーにとって本当にありがたい一枚の神カードであります。
その一方、プライオリティパス提携の空港ラウンジでは、よくこういう標識をご覧になったことがあるではないでしょうか。
※成田空港第2ターミナルにあるIASSラウンジ
小さいので、拡大してみると、こちらの標識が書いてありました。
実は、このカード、プライオリティパスの強敵とも見なされ、中国生まれの空港ラウンジのカードなのです。その名は、ドラゴンパス(中国語:龙腾卡)でございます。
ドラゴン=中国を象徴とする。パス=通行証を意味する。
果たして、このドラゴンパス(以下DPを略称)が、プライオリティパス(以下PPを略称)の強敵かどうか、早速紹介したいと思います。
ドラゴンパス(中国語:龙腾卡)とは?
・2013年〜 空港ラウンジのサービス提供開始
・運営会社:中国广州龙腾出行网络科技股份有限公司
・サービス内容:全世界800ヶラウンジ提携サービス、100ヶ空港VIPコンシェルジュサービス、80ヶ都市配車サービス。
・会員ステータス3段階あり
ドラゴンパスの特徴
①空港ラウンジ以外の鉄道ラウンジも利用OK
DPはPPと同じように空港ラウンジサービスがありますが、PPが提供できないラウンジサービスもあります。
例えば、中国新幹線(中国では「高鉄」と読む)のVIP鉄道ラウンジは、DPしか利用できません!さすがに中国の国営鉄道なので、外資系の出番がここにはないですよね。
※gettyimages引用画像
②VIPコンシェルジュサービス
こちらは、提携空港(中国がメインですが)で、コンシェルジュによる代理チェックイン、手荷物預け、空港ラウンジ案内、専用セキュリティレーン案内など利用できるサービスです。これは、ファーストクラスらしいサービスじゃありませんか?すばらしいですね!
※gettyimages引用画像
③配車サービス
空港と市内の配車移動サービスです。事前予約で使えるのですが、普通ホテルで、受付にお願いすれば、できるのは決して魅力とは言えませんが、中国生まれのDPはここまで提供できることは素敵ですよね。
※gettyimages引用画像
ドラゴンパスとプライオリティパスの比較
では、DPとPPは、両者には実際、どこまでの違いがあるでしょうか。このようにまとめてみました!
いかがでしょうか。
空港ラウンジ数なら、やはりPPのほうが上ですが、配車サービスと、空港VIPコンシェルジュサービスは、DPがダントツ上ですね。
中国によく出張する方は、いいかもしれませんね。
それと、ご存知で、PPは楽天プレミアムカードなどのクレジットカード所有すれば、無料でもらえます。DPもあります。
しかし、大体プラチナ以上のクレジットカードとか、無料で付くサービスになります。なので、中国でこのDPを持っている人は、ほぼ金持ちと見なしてもいいぐらいだと思いますね。笑
最後
DPの所有者数は非公開ですが、ご想像の通り、ほぼ中華系が多いかと思います。この中国系DPと世界系PPは、これからどのようなライバル関係になるのか、本当に気になりますね。
まぁ、日本に滞在している人なら、当分DPと無縁かもしれませんが、今度、プライオリティパス(PP)提携ラウンジの利用の際、このドラゴンパス(DP)を持っている中国人がいるかどうか、ぜひ観察してみてください。
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