在日中国人の帰化への道

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2016年「中国語の流行語」ランキング!厳選トップ10まとめ

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だんだん冷えている日本各地、残り2ヶ月で今年(2016年)もそろそろ終わりに迎えます。またご存知の通り、毎年の年末12月ごろ、日本では過去一年中の重大事件や流行りから厳選した「新語・流行語大賞」を発表します。すでにインターネット上では、2016年 今年の流行語大賞の予想が走っています。

ちなみに、海の向こうの中国(私の母国)では今年2016年の「中国語の流行語」がすでにネット上で発表されましたよ!早速、2016年「中国語の流行語」ランキングからトップ10を厳選にしてみました。

 

①蓝瘦香菇(ラン・ソー・シャン・グー)

■本来の意味:無し

■現在の意味:つらい!泣きたい!

■語源進化の解説:

動画サイトで中国地方の男性が失恋したビデオを公開したことから流行語となりました。

彼は中国語の訛りが強いせいで「难受想哭」(ナン・ソー・シャン・クー)※注1 を言ったつもりで「蓝瘦香菇」(ラン・ソー・シャン・グー)と発音してしまいました。この動画を見た中国のネットユーザーはかなりウケたあげく、一気に流行語で拡散されたそうです。

※注1:「难受」(ナン・ソー)の意味はつらい 「想哭」(シャン・クー)の意味は泣きたい

②宝宝(ボオ・ボオ)

■本来の意味:赤ちゃん

■現在の意味:(若い女の子が可愛く強調する時の)私

■語源進化の解説:

「吓死宝宝了」(私ビックリしちゃった~)という可愛い子ぶる女子がよく使っていた表現から、「宝宝」(ボオ・ボオ)を独立させ、単なる「私」として定番言葉になったそうです。

③吃土(チー・トゥー)

■本来の意味:土を食べる

■現在の意味:金欠

■語源進化の解説:

ネット通販で買い物のお金を使いすぎて土を食うしかないぐらいの金欠状況からその分かりやすい表現としてネットで流行っています。ちなみにほかの類似表現は「烧钱」(ショー・チェーン)※注2 もあります。

※注2:お金を燃やす行為、お金遣いが荒いという意味

④撩(リョウ)

■本来の意味:何かを扇ぐ

■現在の意味:ナンパ、口説く

■語源進化の解説:

韓流ドラマ『太陽の後裔』から発生した言葉「撩妹大法」(ナンパ術)。主に「撩妹」(リョウ・メイ)として可愛い女子を口説くとして使われていますが、その逆で男子をナンパする行為を「撩汉」(リョウ・ハン)だそうです。

ソン・ジュンギの中国での人気があるからこそ、この流行りがありました。

⑤狗带(ゴー・ダイ)

■本来の意味:犬用の首輪

■現在の意味:英語の「go die」(死ね、死んでみせる)

■語源進化の解説:

元EXOメンバーの人気中国人歌手「黄子韬」※注3 が某ライブで「go die」の英語ラップを公演したことから流行りとなったそうです。

※注3:日本でデビュー芸名は「タオ」

⑥老司机(ラオ・スー・ジ)

■本来の意味:老いた運転手

■現在の意味:ある分野のプロ

■語源進化の解説:

雲南民謡の「老司机带带我」から来た言葉だそうです。

⑦你咋不上天呢(ニー・ザァ・ブー・シャン・テン・ナー)

■本来の意味:そうしたら、空へ飛んでみたら?

■現在の意味:いい加減にしなさい!

■語源進化の解説:

元々は東北地方の方言です。相手を説教する時のセリフですが、最近中国全土のインターネット上で流行っていました。

⑧友谊的小船(ユー・イー・ディー・シャウ・ツァーン)

■本来の意味:友好なる小船

■現在の意味:友情は簡単に崩れる。

■語源進化の解説:

元々「喃东尼」という漫画家の作品名のパロディです。 最近中国のSNS上で一気に流行っていました。

⑨洪荒之力(ホン・ファン・ズー・リ)

■本来の意味:自然の力、原始の力

■現在の意味:ベストを尽くした

■語源進化の解説:

リオ・オリンピックに出場した中国人女子水泳選手がインタビュー時の神回答:私は「洪荒之力」を出し切った。そこから次第にインターネット上で流行っていました。

⑩A4腰(エー・スー・ヨー)

■本来の意味:無し

■現在の意味:(自慢できる)細い腰

■語源進化の解説:

某有名な女優がA4用紙で腰を隠した写真を中国のインターネットにアップしたことから、A4用紙よりも細い腰のアピールとして定着になりました。

まとめ(感想)

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いかがでしょうか。日本語の流行語と違って、中国語の流行語はかなり幅広い情報源から取り入れたようです。日本滞在数年以上の中国人なら、恐らくこの流行語の意味が理解できない方が多いでしょう。

とにかくますます変化していく中国語、インターネット環境から変わった形として新しい中国語も今後どんどん誕生し、そして進化していくでしょう。

ただ、中国語を勉強している日本人は教科書に書いてある正しい中国語を習いながら、こういう中国語の流行語も勉強しないといけないという課題があるようですね。

 

以上、2016年「中国語の流行語」ランキング!厳選トップ10まとめ の紹介でした。よろしければ、はてなブックマークに保存してみてください。

最後読んでいただき、毎度ありがとうございます。