中国語の意味と違う!中国人に通用しない日本語の単語12選
同じ漢字圏の日本と中国。その漢字の生まれ故郷は約3300年前の古代中国(殷朝)になります。同じ起源の漢字を書いているわけですので、日本語と中国語の意味は同じなケースが本当に多いです。
しかし島国の古代日本では中国語の漢字を派生させ、オリジナリティな日本語の漢字が現代のように使われるようになりました。
今回の記事は、中国語の意味と違う日本語の漢字単語、いわゆる中国人に通用しない日本語の単語を12個厳選で紹介したいと思います。
元気(中国語:元气 yuánqì)
お元気ですか?挨拶言葉としてもよく使われている「元気」。
中国語の「元気(元气)」は、エナジーや元素を意味にします。
手紙(中国語:手纸 shǒuzhǐ)
通信用で書くレターの「手紙」。
中国語の「手紙(手纸)」は、トイレットペーパーの意味です。
蛇口(中国語:蛇口 shékǒu)
台所でお水が流れるあの「蛇口」。
中国語の「蛇口」は、漢字の通りで単なるヘビの口を指します。
または、中国深センの工業町「蛇口」という地名にも指します。
是非(中国語:是非 shìfēi)
是非(ぜひ)お願いします!のように使われた「是非」。
中国語の「是非」は、正しいことと正しくないこと、いわゆる「是と非」の意味だけを持っています。
携帯(中国語:携带 xiédài)
昔のガラケーなどの携帯電話を略称にして「携帯」。
中国語の「携帯(携带)」は、その携帯電話の意味がたっまく無く、単なる何かを持っている状態を指します。
先生(中国語:先生 xiānsheng)
学校の教師、弁護士、政治家などの職業と呼ばれる「先生」。
中国語の「先生」は、ミスター田中のミスター(Mr.)ように男性に対するビジネス敬称と意味します。
新聞(中国語:新闻 xīnwén)
情報収集の一つの手段である紙の「新聞」。
中国語の「新聞(新闻)」は、ニュースや新しいお知らせを指します。
勉強(中国語:勉强 miǎnqiǎng)
知識、技術などを学ぶ「勉強」。
中国語の「勉強(勉强)」は、無理にする、なんとかするのマイナス意味を持っています。
輸入(中国語:输入 shūrù)
海外から自国に取り入れる「輸入」。
中国語の「輸入(输入)」は、文字を入力するという意味をメインに使われています。
得意(中国語:得意 déyì)
上手の意味の「得意」。
中国語の「得意」は、したり顔の意味で、上から目線の感覚が強いです。
怪我(中国語:怪我 guàiwǒ)
傷がついた「怪我」。
中国語の「怪我」は、私のせいだ!と自己責任を強調する言葉です。
検討(中国語:检讨 jiǎntǎo)
ビジネスでよく使われる考える意味の「検討」。
中国語の「検討(检讨)」は、反省、自己批評の意味を指します。
まとめ(感想)
いかがでしょうか。
日本語は、中国語と同じ漢字を書くのだから、中国人ならきっと通じるだろうと勘違いの日本人が多いかもしれません。このように日本では「手紙」を相手に書くものに対して、中国では「手紙」をお尻に使うものとして使われています。インバウンド多言語対策のときも、中国語の正しい漢字の留意が必要になりそうです。笑
以上です。最後まで読んでいただき、毎度ありがとうございました!